視覚障害者の交流会で三鷹の天文台へ、Oさんの同行支援。
このような交流会のガイドは初めて、
しかも、Oさんは昨年末の腰痛で体力に不安を抱えているとのことで
うまくガイドができるかドキドキでした。
天文台は、広い敷地内に古い建造物が点在しており、
ガイドさん(天文台の職員数名)の案内で見学。
案内の最初に、点字と大きな字(弱視の方のため)のA4サイズの大きな説明本を希望者に贈呈、ユニバーサルデザインを意識し、設備を改善したいので、
毎回、最後に皆さんの意見を聞きしていますと…
まだまだ障害者に不便なところは多々あり、急な階段が沢山…
Oさんは「階段は恐くて、苦手」と言いつつも果敢に建物に入り、望遠鏡などをさわったり、庭では、太陽系の縮小模型があり、惑星に触ったり、惑星感を歩いたりして、その大きさと距離感を体感していました。
その後、昼食で大好きなラーメンを食され、最後まで参加できて、非常に喜ばれていました。
今回、三鷹と府中の約40名参加の内、あいあいの利用者さんは4名(一人はご家族が同行)でした。先輩ヘルパーさんがいたことで、安心してガイドをすることができいい経験になりました。
(Bヘルパーより)
自然科学研究機構 国立天文台三鷹キャンパス
http://www.nao.ac.jp/access/mitaka/
2015年5月29日金曜日
2015年5月15日金曜日
3月19日 わの会全体スタッフ交流会にて
医療的ケアをともなう訪問介護についてあいあいの取り組みを報告します
~サービス提供責任者 松本真澄~
◆ 医療的ケアの現状 ◇
医療的ケアを必要としている障害者とは、自力で呼吸をすることが出来ず気管切開をし、人工呼吸器を装着している方、また、経口での食事摂取が出来ず胃婁を造設している方や、マーゲンチューブを使用している方などです。このような方は、最も障害が重く、病院での療養しかのぞめませんでした。
しかし、重度の障害を持っていても、在宅で暮らしたいと願う障害者は多く、そのためには痰の吸引などがいつでも可能な環境が必要でしたが、当時、吸引をヘルパーが行うことは認められず、家族への介護負担はとても大きいものでした。
その後、2012年に介護職による喀痰吸引等の実施が制度化され、現在にいたっています。
吸引できるヘルパーが訪問中に、ご家族の方は買い物に行かれたり、趣味の時間を設けられたり、子供の授業参観に行けたり、働きに出ることができたりと、家族の方も介護に縛られることなく社会参加を続けていくことができてきています。また、働くヘルパーにとっても、見守りやコミュニケーションも含む、充実した介護を行う事ができます。
◆ 医療ケアの大切さを再認識する◇
私たちは、医療的ケアについて課題や問題を抱えながらも、在宅だからこそ叶えられる生活の喜びに出会うことができます。
娘の結婚式に参加される父親の介護だったり、親しい方々の葬儀への列席だったり、親類縁者との付き合いなどこのような日常に携われることは、ヘルパーとしての喜びにもつながります。利用者様の人生に寄り添い、時には共に歩み、利用者と一緒になって生きることを学んでいます。
最も重度な障害者へのケアというのは、ときに必死になって生きる姿に触れることがあります。呼吸器が外れていたら死んでしまう、吸引が出来なかったら窒息してしまう。命の繊細さを感じるたびに、私たちの行っているケアの大切さを実感します。生命を守り支えるケアに、多職種のかたがたとの連携を大切に、利用者の命を守っていくという自覚を持ちながら、私たちはこれからも医療的ケアをともなう重度障害者の訪問介護に携わっていきます。
~サービス提供責任者 松本真澄~
◆ 医療的ケアの現状 ◇
医療的ケアを必要としている障害者とは、自力で呼吸をすることが出来ず気管切開をし、人工呼吸器を装着している方、また、経口での食事摂取が出来ず胃婁を造設している方や、マーゲンチューブを使用している方などです。このような方は、最も障害が重く、病院での療養しかのぞめませんでした。
しかし、重度の障害を持っていても、在宅で暮らしたいと願う障害者は多く、そのためには痰の吸引などがいつでも可能な環境が必要でしたが、当時、吸引をヘルパーが行うことは認められず、家族への介護負担はとても大きいものでした。
その後、2012年に介護職による喀痰吸引等の実施が制度化され、現在にいたっています。
吸引できるヘルパーが訪問中に、ご家族の方は買い物に行かれたり、趣味の時間を設けられたり、子供の授業参観に行けたり、働きに出ることができたりと、家族の方も介護に縛られることなく社会参加を続けていくことができてきています。また、働くヘルパーにとっても、見守りやコミュニケーションも含む、充実した介護を行う事ができます。
◆ 医療ケアの大切さを再認識する◇
私たちは、医療的ケアについて課題や問題を抱えながらも、在宅だからこそ叶えられる生活の喜びに出会うことができます。
娘の結婚式に参加される父親の介護だったり、親しい方々の葬儀への列席だったり、親類縁者との付き合いなどこのような日常に携われることは、ヘルパーとしての喜びにもつながります。利用者様の人生に寄り添い、時には共に歩み、利用者と一緒になって生きることを学んでいます。
最も重度な障害者へのケアというのは、ときに必死になって生きる姿に触れることがあります。呼吸器が外れていたら死んでしまう、吸引が出来なかったら窒息してしまう。命の繊細さを感じるたびに、私たちの行っているケアの大切さを実感します。生命を守り支えるケアに、多職種のかたがたとの連携を大切に、利用者の命を守っていくという自覚を持ちながら、私たちはこれからも医療的ケアをともなう重度障害者の訪問介護に携わっていきます。
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