2016年4月4日月曜日

ほっこりした話~卒業するヘルパー学生達に贈った言葉~

「今日はね、立川に行って、たくさん買い物したの。」
とのお婆さん患者に
「行けません。ここは病院であなたは入院しています。」
看護師が冷たく答えます。

続いて男の看護師にも同じように話しかけ、
「何を言ってるんですか?ここは病院ですよ。行けるはずがありません。」
と突き放されていました。
あと2人に話しかけ、同じように突き放されていました。

昨年の入院時の体験です。
私は「そう良かったですね。
他に何を見たの?」など楽しい会話を期待していました。
ほかに聞こえてくる会話も医療側の説得、説明ばかりでした。

私がケアで理想とするのは、傾聴と共感です。
そして共感とは相手の目で見、耳で聞き、心で感じること、です。
ですがみなさんがむかう新しい職場は、傾聴と共感ケアの余地は少なそうです。

私は人に、患者に関心を持つこと、患者を知ることが大切と思っています。
チームケアがそれを可能にします。
電子カルテに欄を作って、チームみんなで僅かな情報でも共有できれば、
患者理解はすすみます。どうぞ頑張って下さい。

みなさんこれまで長い間私たちのケアありがとうございました。

佐々木理事長より