2015年1月30日金曜日

チョッといい話~あいあい通信111号より

昨年の忘年会で耳にした話しです。
「私ねッ、子ども達が、
私の老後のことを心配してくれる時は、
いつも言ってやるの
『私の老後は、あいあいに頼むから、
心配しなくていいよって』」
~ヘルパー11年目Aさん~



 学生アルバイトのB子さんは、
福島県のいわき市生れで、
今年成人式を迎えました。
「4年前の3月11日は、高校一年生の時でした。
とても恐い思いをしました。学友も亡くなりました。
私は、今年成人式を迎えることができて、
幸せだなと思います」



 私がヘルパーになったのは、
夫が難病になり、家にヘルパーが来てくれるようになって、
ヘルパーの存在を知ったからです。
夫は亡くなりましたが、
私は、今もヘルパーを続けていられてよかったと思い、
夫に感謝しています。

2015年1月7日水曜日

わの会通信よりVer.28~

あいあい研修

あいあいの利用者さんは、12月1日現在で38人おられます。
4月には、35人でした。少し増えました。

利用者さんのサービス内訳は、介護保険のみの方が4人、
障害制度を利用されている方が34人、

さらに障害の内訳は、難病ALS患者7人と視覚障害者15人で
全体の57.8%を占めています。

 当事業所も、ヘルパーの人手不足が続き、仕事量を増やせない状況です。
勤続年数が他事業所に較べ、比較的長い方が多く
、又、医療行為が可能な研修を終えている人、
ならびに、ガイドヘルパーの有資格者が多いことも特徴的です。

従って、新利用者さんがあいあいを利用する際の理由は、ガイドヘルパーを希望して、
又、吸引のでき る事業所を希望してという方が多く、
あいあいは、難病や、視覚障害という重い障害を抱える方々の受け皿になろうと努力しています。


あいあいの利用者さんに、さらに行き届いた安楽な介護を提供できるように、
今年は、次のような取り組みを進めてきました。

(1) 利用者さんをよりよく理解し、行き届いた介護を提供するために、
利用者さんごとのヘルパー会議を、9、10、11月の3か月で8人実施することができました。

主な内容は、「利用者さんからの指示が「きつい」と思う時は、
利用者さんの体調が悪い時が多いのではないか。
看護師や御家族に相談してみることも大切」、
「ADLのアセスメントを、みんなで行うことで、利用者さんの現状を改めて確認できた」、
「私はできなかったが、他のヘルパーができていることがわかった。
私もやってみようと思えた」などでした。

(2) 利用者さんからの苦情や事故など、可能な限り減らすための取り組みを強化しています。

(3) 台風・積雪・地震時などの、災害時の個別マニュアルを開始しました。この冬は、雪の心配があり、間に合わせようと作成にあたっています。

(4) あいあいは、利用者さんへのサービスが滞りなく行われるように、利用者さん、御家族、ヘルパー みなさんの意見や要望を大切に受けとめ、運営にあたっています。ひとつの方法として、今年度もアンケートを実施しました。

~管理者 高橋直子