~視覚障害者Nさん(70代・府中市在住)~
私は市役所の紹介であいあいのヘルパーをお願いするようになり、ちょうど2年になります。
この間いろんなところに出かけることができました。
私は黒い斑点が見えるようになり、55才のころから、通院していました。日常生活はなんとかなっていました。仕事も60才まで続けました。
65才の時、網膜色素変性症と告知されました。私はその時医者に、「先生、これから恐いですね。」と言ってしまったのを覚えています。
だんだんにお金の種別が分かりにくくなり、書類の手続きなどにも困り、特に段差が恐くて、スロースローで歩くようになりました。
母を看取りましたが、私は母の爪も切ってあげれなかった。私がもっと介護ができれば母は長生きできたのではないかと思い今でも悲しいです。
テレビも『篤姫』までは見えたのですが、その後は大河ドラマも見ることができません。
あいあいさんに初めて依頼したのは、パソコン教室に同行していただいた時です。
その後、マイニュースは聞く事ができるようになりました。次は主治医のホームページを開いてみたいのですが、これからです。
お墓参りでは水をあげることはできるのですがお線香に火をつけることができないのでヘルパーにやってもらいます。妙高院のお寺さんからヘルパーと一緒にこんぴらさん(敷地内)に案内してもらい、手を合わせてきました。
私は、自分が長生きをすればそのうち医学が進歩して目が治ると信じています。IPS細胞のこともあるし。これから行きたいところは、所沢にある国立障害リハビリセンターです。
目に関する知識をもっと持てるようになりたいと思います。また、明治座で三田美子の舞台を見たいです。
【ヘルパーとともに外出】
三鷹天文台
香山リカ講演会(八王子市)
全国盲人女性大会(芝公園)
高田めがね店(吉祥寺)